自分の実体験から、ケチと節約の違いが自分なりに整理できました。
結論から言いますと、日常的に我慢し続けることがケチであり、
使う時は使う、使わない時はトコトン使わないと、メリハリがあるのが節約である。と思います。
ゆえに、私が結婚した当初、結婚と同時に子供ができて、育児が始まり
家計管理がままならないまま、生活が始まったときは
ホントにお金が無くて、ケチ大王になっていました。
今、思うとすごい精神状態だったなという出来事があったのだが、
夜ご飯にカレーライスを作ったのだが、主人が仕事帰りに
カレーに乗せる為に、コロッケ(1個120円)を4つ買ってきました。
私としては、今日の晩御飯はカレーライスで完結していましたし、
コロッケは、コロッケとしてちゃんとおかずとして主役を張れるので、
コロッケを買うなら、コロッケをメインとした晩御飯がもう1日分できるじゃないか!
そもそも1個120円のコロッケって、高くないか?!
と、もうイライラが爆発したことがあり、
たった500円足らずの事で、主人は喜んでくれるかなと思ってきてくれたのに、
かなりギスギスしてしまったことがありました。
お金が無いというのは、ホントに心をむしばんでいく日常を体感する毎日でした。
子どもが5,6歳になるまで、この調子が続いたので、
お菓子は100円までよ!外食は月1回よ!水道はタダじゃないんだ!
鉛筆が短くなっても絶対捨てちゃダメ!
長いキャップを後ろにつけて、鉛筆自体が3㎝以下になるまで使いなさい!(これは今も続いている)
と、ありとあらゆるタイミングで、無駄にするな!とガミガミ言ってたので、
子供からは「ママはケチ!!」が染みついてしまいました。
今は、私も仕事に復帰し、なんとか2馬力で働いているので、少しだけ余裕ができましたが、
もうママ=ケチは、染みついている分、今、少し緩くしてあげていますが、
子どもの頃の刷り込みは、全く消えないので、いつまでもケチと言われています。
今は、家族旅行が趣味なので、国内外、いろいろ出かけて
少し贅沢な宿に泊まったり、朝食ビュッフェを楽しんだりしていますし、
欲しいモノは結構買っていますので、ケチママとは侵害だ!と思う反面、
子どもがお金に対して、ちゃんと常識的な価値観を持ってくれてるので、
まぁ良かったのではないかと思っています。
自分たちで「これは高いかな、ホントに必要かな」という言葉をよく聞きます。
買ってあげられない後ろめたさがある人も、まともな人間を育てていると思えば、
少しは気持ちが前向きになるように思いますので、ケチも自信を持って成し遂げるといいと思います。